奇跡のリンゴ
アマゾンプライムで見たので、ちょっと感想。
リンゴ栽培というので、ちょっと敬遠しそうなテーマでしたが、実話とは思えないとても深い映画。
10年失敗してもやめなかったモチベーションはどこからきたのだろう?
「ここでおらが諦めるってことは、人類が諦めるってことだ」
と主人公が友人に殴られるシーンで言っていたセリフが印象的。リンゴ栽培にそこまでの気概を持ったが故の成功なのかな。
妻役の菅野美穂については、最初の子役から大笑いするシーンから、木村が「笑いは人間だけの性能」というセリフが二人の出会い、祭り、エンディングにあったように、彼女の笑顔は印象的だった。
ただそれよりも、山崎とのご飯のシーンで木村からの別れ話を打ち明けたときのシーンがもっと良かった。正直、菅野美穂がこんなうまいと思わなかった。
その他の役者も山崎努、伊武雅刀、原田美枝子という重鎮が脇を締め、阿部サダヲは飛んでる役がそのままという感じ。
ただ昭和の考え方と空気感が一杯で、今の人には受け入れ難いシーンもあったかと。途中のCGは映画ならではのシーンだけど、技術的に見劣りして残念。