新聞屋

学生時代、新聞奨学生を数年やっていた。

大手新聞社で当時3番目のところ。

地方から上京した関東の国立大学だったが、上のきょうだいも大学に行ってたので、大学はお金がかかるから、子供心に自分は親の心配をかけさせたくないという思いだったと思う。

当時はバブルの前だったので、景気も良くて人手不足だったので、新聞奨学生を割と熱心に募集していた。自分が応募したのは親が買っている新聞という理由もあったが、お店が選べるという触れ込みだったから。

だが、そんな期待はすぐ裏切られた。店が選べるのは都内だけで、それ以外はエリアの店長を仕切る代表が決めてしまった。高校を出たばかりの地方出身にはただ従うしかなかった。世の中の建前と現実の乖離を理解した最初の体験だったのかもしれない。

それはそれとして、配属されたお店の店長は従業員に理解ある人でラッキーだった。

一番良かったのは朝ごはんのメニューがちゃんとして、毎日アジの開きと生卵は出ていた気がする。

ただ仕事はきつかった。朝2時半起きで、折込挟んで配達順に新聞積んで3時半にお店でないと間に合わなかった。自分と同期は部数が少なくて私より遅く出ても必ず先に帰っていたので、最初は我慢していたがそのうち本当に嫌になって途中で辞めた。

集金も当時は現金回収だったので、月末から月初は土日がつぶれる。いない家はいつもいないから、数年分払ってない家もある。

数か月経つと、他店が廃品回収を始めたので、なぜか自分の店でもやり始めた。他店はトラックを雇っていたのに、なぜかウチでは従業員がバイクで回収するということになって、それでまた日曜がつぶれた。

新聞屋は購読代金で食っているように思えるが、実際は購読部数より多くの新聞を買い取るようになっていて、ほとんど利益にならないようだった。いわゆる押し紙。本社から押し付けられた新聞紙。少なくとも毎日数百部が無駄に倉庫に移されて、それを回収する廃品業者が数日おきに回収に来ていた記憶がある。結局新聞屋は折込広告が主な収入源だということを後で理解した。業界1位2位のところはその部数がウチより多くて、折込が多いからやっていけるとも聞いた。

なんで今こんなことを書いているのか自分でもよくわからないが、当時からこの新聞社は潰れると噂になっていたと記憶しているが、いまだに健在だし、ある程度の世間でのステータスがあって、最近その新聞社の記事を目にして何か急に書きたくなった。もう数十年前のことなので、今は事情が違うのかもしれないけど、世の中は不条理の上に成り立ってることを学んだ期間だった。

奇跡のリンゴ

アマゾンプライムで見たので、ちょっと感想。

 

リンゴ栽培というので、ちょっと敬遠しそうなテーマでしたが、実話とは思えないとても深い映画。

10年失敗してもやめなかったモチベーションはどこからきたのだろう?

「ここでおらが諦めるってことは、人類が諦めるってことだ」

と主人公が友人に殴られるシーンで言っていたセリフが印象的。リンゴ栽培にそこまでの気概を持ったが故の成功なのかな。


妻役の菅野美穂については、最初の子役から大笑いするシーンから、木村が「笑いは人間だけの性能」というセリフが二人の出会い、祭り、エンディングにあったように、彼女の笑顔は印象的だった。

ただそれよりも、山崎とのご飯のシーンで木村からの別れ話を打ち明けたときのシーンがもっと良かった。正直、菅野美穂がこんなうまいと思わなかった。


その他の役者も山崎努伊武雅刀原田美枝子という重鎮が脇を締め、阿部サダヲは飛んでる役がそのままという感じ。
ただ昭和の考え方と空気感が一杯で、今の人には受け入れ難いシーンもあったかと。途中のCGは映画ならではのシーンだけど、技術的に見劣りして残念。

カラオケ

先日、知人とカラオケに行った。

平日、6時間食べ放題で1400円+税。

3人でVIPルームだったので、それ含めると1700円程度。

ちなみにVIPルームは、部屋に綺麗さもさることながら、カラオケの映像も、下手な役者のじゃなくて、歌手本人のが多くて良いらしい。(真偽はよく知らないが。)

 

結論として、先に食事30分程度で、途中休み入れると、6時間も長い感じがしなかった。

 

一人あたり2時間として、1曲長くて6分で計算しても20曲!

最近、知ってる曲が尽きると、学生の頃よく聞いたビリージョエルやら、サイモンとガーファンクルやら、なぜか耳に残ってた昔の韓国の流行歌やら、節操もなく我ながらよく歌ったと思う。

 

 

でも、なんだかなぁ、楽しんだ気がしない。

 

仲は悪くないが、それほど気の合う人じゃなかったせいか?

それとも雑談もままならず、ひたすら自分の順番を前に歌を選曲し、全力で歌ってたせいか?

 

基本、遊び慣れてないんだよね。

もっと、フランクに気楽にやってればいいものを、何か心から開放できなかったね。

 

単に歳なのかなぁ。。

 

 

 

トランプ

大統領のことではない。


純粋なトランプカードの話。


久しぶりに家族とトランプをした。

と言っても、子供はあまり興味を示さず、

「時計」という単純な一人遊びを教えて、

一回やっておしまい。

 

今の子供は、電子機器のゲームが当たり前なので、

こんなにアナログで非効率的で、ある種面倒に思えるものは

鼻っから敬遠するのだろうか。

 
昔、自分が小学生の時はこれぐらいしか、

子供の娯楽がなかったせいもあって、

冬休みには、きょうだいで毎日遊んだものだ。

カードに手垢がついて、匂いが気になるまで。

 

当時、大貧民(地域によって大富豪)も面白かったが、

ページワンとセブンブリッジが我が家では定番だった。

 

クラスの友達から聞いたルールを増やしたり、

オリジナルで新しいルール作ったりで、

結構、飽きずに続けられたものだ。

大貧民も、2人でする時は手持ちのカードだけでは

すぐに勝ち負けがわかってしまうので、

先に、それぞれピラミッド上に5段ぐらい裏返して

手前に並べて、両方をなくすように駆け引きしながら、

やった記憶がある。

 

今にして思うと、トランプはそういう創造力とか、

ゲームの駆け引きとか、色んな要素があったのか。

当時はそんなこと考えもしなかったが。

 

きょうだい揃って、田舎の偏差値トップの高校に入れたのも

もしかしたら、トランプの効用もあったのでは

ないかとも思えてくる。

 

新年

2018年が始まった。

今年は、何をしよう。何ができるだろう。

 

実績がない。。

いつもの課題。

今年は1つづつ積み重ねよう。

「21日続けると、その習慣は定着する。」

それがわかった去年だった。

 

いつもいいことがあるとは限らないし、

いつも完璧でいられるはずがない。

 

完璧な人などいないし、自分も完璧ではない。

完璧な目で人を見ることはできない。

 

ただ、自分のどこが悪いのか、どこが受け入れられないのか、

それがわからないのは不幸だ。

 他人が見る自分と、自分が知る自分の乖離はマズい。

他人が計る基準は、目で見える実績。

自分が知る自分の基準は、目に見えない実績。

 

今年は、今年こそは思いと行動を一致して、

目に見える実績を残せる1年にしよう。