トランプ

大統領のことではない。


純粋なトランプカードの話。


久しぶりに家族とトランプをした。

と言っても、子供はあまり興味を示さず、

「時計」という単純な一人遊びを教えて、

一回やっておしまい。

 

今の子供は、電子機器のゲームが当たり前なので、

こんなにアナログで非効率的で、ある種面倒に思えるものは

鼻っから敬遠するのだろうか。

 
昔、自分が小学生の時はこれぐらいしか、

子供の娯楽がなかったせいもあって、

冬休みには、きょうだいで毎日遊んだものだ。

カードに手垢がついて、匂いが気になるまで。

 

当時、大貧民(地域によって大富豪)も面白かったが、

ページワンとセブンブリッジが我が家では定番だった。

 

クラスの友達から聞いたルールを増やしたり、

オリジナルで新しいルール作ったりで、

結構、飽きずに続けられたものだ。

大貧民も、2人でする時は手持ちのカードだけでは

すぐに勝ち負けがわかってしまうので、

先に、それぞれピラミッド上に5段ぐらい裏返して

手前に並べて、両方をなくすように駆け引きしながら、

やった記憶がある。

 

今にして思うと、トランプはそういう創造力とか、

ゲームの駆け引きとか、色んな要素があったのか。

当時はそんなこと考えもしなかったが。

 

きょうだい揃って、田舎の偏差値トップの高校に入れたのも

もしかしたら、トランプの効用もあったのでは

ないかとも思えてくる。